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〝劇場の10ドル〞と「メンタル・アカウンティング」

お金は数字で示され、価値も一定で、合理的なものの代表のように思えますが、実はこれも非合理な認知のクセの影響を受けています。セイラーの定義した「メンタル・アカウンティング(Mental Accounting)」はその代表例で、人間には「心の会計」があり、同じお金でもどのように取得し、どのように使うかによって、自分の中での価値が異なってくるという理論です。少しわかりづらいので、例を出しながらご説明しましょう。

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脳の2つの思考モード「システム1 vs. システム2」

人間の脳は、情報処理をする際に2つの思考モードを使い分けていて、それを「システム1vsシステム2」と呼びます。カーネマンは、システム1は直感的で瞬間的な判断であることから「ファスト」、システム2は注意深く考えたり分析したりと時間をかける判断であることから「スロー」と呼びました。「認知のクセ」を生む理論のうち、最も基本となるのがこの「システム1vsシステム2」です。

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「自制バイアス」とは何か?

「買うつもりはないのに、思わずポチってしまった。。。」

これはネットショッピングをしていればよくあることですが、人間は自分が思うほど自制心が強くありません。なのに、「私は誘惑に負けない。衝動的な行動を抑えられる」と自分を過大評価する認知のクセを持っています。これを行動経済学では「自制バイアス(Restraint Bias)」と呼びます。

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行動経済学と感謝の気持ち

今回はアメリカの感謝祭の伝統である「感謝」について行動経済学の視点から話してみたいと思います。

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消費者・市場調査における行動科学の応用方法

このブログは、『Building Behavioral Science in Organization(組織における行動科学の構築)』の1章から引用しています。

行動科学は、組織全体の様々なプラクティスエリアを強化・改善するために利用することができます。行動経済学専門家の相良奈美香が、消費者調査や市場調査への応用について説明しています。

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